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エレン・フライス 悦子の輪 – 2017年4月8日~4月29日

この度エチェ・ナミは光栄にも、エレン・フライスの展示会「悦子の輪」を開催することとなりました。

エレン・フライスが写真を撮るのは、何かのメッセージを伝えるためでも、未来の展示会のためでも、誰かのためでもない。彼女は何よりまず編集者であって、彼女の写真は個人的な作品なのだ。とはいえ、彼女の視点ははかなく詩的な瞬間に出くわすと自然とそこに注がれる。彼女が人を撮ることはほとんどなく、その被写体の多くは偶然出くわした猫や木々、インテリア、曲がりくねった道などだ。その色味は鮮やかなものではなく、少し寂しげな色使いが多い。淡い色と光の反射で、被写体の印象が和らげられているのが特徴だ。彼女の写真は、そこにいながらいつも違う場所を見ているような、彼女自身の生き方を象徴している。

この展示会に決まったテーマはない。編集者(雑誌『Purple』の共同創刊者)であり展示会の役員でもある自分。雑誌のために書いた断片的な文章。スーパー8mmフィルムで撮ったいくつかの映画。出版された書籍。ニューヨーク・リオデジャネイロ・エレバンへの旅行。そして、日本との出会い。そこにひとつだけ共通しているもの、それは彼女の豊かな好奇心だ。キャリアも職業も関係ない。彼女がそこに刻んでくれるのは、きらめく彼女の足跡だけなのだ。

「15年余りの間、日本には何度も旅行で訪れました。2000年代初めのとある日曜日に、フォトグラファーの友人が初めて山梨に連れていってくれました。東京からの道はひどく混んでいて、モーツァルトのレクイエムが古びたメルセデスベンツの車内に大音量で流れていたことを覚えています。その数時間後、私は木村二郎さんと三好悦子さんに出会いました。

二郎さんと悦子さんは1980年代の終わりに、都会での仕事漬けの生活を辞め、田舎で暮らすことにしました。1993年には、桜の木に囲まれた古民家でギャラリー・トラックスを始めます。10年間、月に2回の展示は途切れることなく続き、その間二郎さんは木製の家具を作っていましたが、2004年に癌で亡くなりました。その後も悦子さんは多くの友人に囲まれて挑戦を続けています。私は何度も彼女を訪ねていますが、毎回山梨を離れる時は「帰りたくない」と思うのです。」